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【食器乱読】瀬戸焼 5寸浅鉢 ピンク

【食器乱読】瀬戸焼 5寸浅鉢 ピンク

店主が集めたお気に入りの食器達を無秩序に紹介していく食器乱読シリーズ。
第22回目はやわらかいピンクの瀬戸焼五寸鉢です。

個性~ゆるふわピンク~

特徴はなんといってもこの柔らかなピンク。
陶磁器でピンクというのはなかなか見ない色ですね。
しかも、ショッキングピンクのような強くて濃い色ではなく、『いちごミルク』という表現がしっくりくる、優しさ。
程よい深さがあるので、本当にいちごと練乳あたりを盛ったらすごく合うかもしれません(笑)。
質感もさらさらとした手触りで、変に艶がないので派手さはありませんが静かに存在感を主張してくれます。

『陶磁器の落ち着いた感じが好きだけど、気がついたら似たような色/デザインのうつわばっかり集まってしまった。なんかちょっと変化をつけたいけど、手持ちに合うものって中々見つからない』
そんな方にぜひ使っていただきたいうつわです。

どう使う?

珍しい色の割に使いやすいのがこの五寸鉢シリーズ(次回はミントを紹介予定です)の特徴。

淡い色合いのお皿なのでセオリーでいえば黒や茶など濃い色の料理がよく合います。
黒酢の酢豚とかいいですね。野菜を入れない、肉だけのやつ。
ツヤツヤとした黒酢あんがマットなお皿とマッチして、引き立ててくれそう。

しかし、濃い色だけでなく薄い色のものもおすすめです。
冒頭にようにマシュマロなど白一色のものなど、お互いの柔らかな雰囲気が自然と調和していますよね。いちご大福なんかも良さそう。

程よい深さがあるのでタレが絡むくらいのものならなんでもいけます。
縁が高くなっているわけではないので、スープやシリアルなど汁気メインのものはやめておいたほうが良いかもしれません。

ルーツ

愛知県の瀬戸は言わずとしれた焼き物の超名産地。
陶磁器製の食器のことを「せともの」って言ったりしますよね?
あれはこの瀬戸が語源なんです。一般名詞化されるくらい、古来から日本の食器を作り続けてきました。

大変長い歴史を持つ瀬戸焼には茶の湯向けの芸術性の高いものなど多数の作風がありますが、生活に根付いた日常使い用の器が多いようです。
特徴としては釉薬の使いこなしが多彩で、白/茶/緑/黒など実に様々な色を操ります。

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瀬戸焼 5寸浅鉢 ピンク